NHKマイルC 今年も牝馬だ! 文句なしに筆頭はプリモシーン!

2018年5月6日(日)はNHKマイルCが行われます。

1番に注目を集めている馬は、牡馬のタワーオブロンドン。

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朝日杯3着馬で前走のアーリントンカップを快勝。

今後は海外へのプランもあるようで、ここは負けられない一戦。

そして、2番手候補もケイアイノーテックやパクスアメリカーナなど
タワーオブロンドンを基準とした牡馬ばかりが挙げられています。

でも、ちょっと待ってください!

NHKマイルCにダノンプレミアムが出走してくるのであれば
それは、もうどうしようもない話になります。

ですが、今回出走してくる馬はタワーロブロンドンを筆頭に
ダノンプレミアムに0.6秒以上もちぎられた馬達。

つまり、付け入る隙は十分にあると言えます。

また2016年、2017年の過去2年はどちらも牝馬が
NHKマイルCを制しています。

2015年にしても2着には牝馬のアルビアーノが
入線しているように近年は牝馬の活躍が目立ちます。

しかし、2018年の今回も牝馬が勝つかと言えば
比較対象を見た時に厳しいという目線のほうが多いでしょう。

それについての説明を少ししたいと思います。

2016年の優勝馬メジャーエンブレムは、桜花賞でも1番人気に
支持されたほどの馬。NHKマイルCでも1番人気に支持されました。

こちらは牡馬以上の力を持っていましたので、勝って当然くらいの馬でした。

2017年の優勝馬アエロリットも前々走のクイーンCでスタートで若干の出遅れ
がありながらも1分33秒3という素晴らしいタイムの2着で牝馬でも強いという評価を受けていた馬でした。

実際NHKマイルCも2番人気に支持されていました。

2015年の2着馬アルビアーノもNHKマイルCまで3戦全勝とまだ底を見せていない馬でした。

そう考えると、今年の牝馬は、持ちタイムを見てもそれほどの馬がいない
という印象です。

唯一あげるとすれば、クイーンCの勝ち馬テトラドラクマくらいでしょう。

クイーンCは、自らでハイペースを作り出し押し切るという強い内容の
競馬でした。

おそらく牝馬では、この馬が筆頭で人気を集めるものと見ます。

ですが、私はテトラドラクマはそんなに強いとは見ていません。

なぜなら、クイーンCでテトラドラクマから0.1秒差の2着に
入線したフィニフティは、桜花賞で12着と惨敗。

またテトラドラクマの前で逃げていたアルーシャが3着に
粘れたレース。

5着に敗れた1番人気のマウレアも、先行ではなくいつも通りの
好位差しで競馬をしていれば、差し切っていたのではという
単なるポジションミスの可能性も否めません。

つまり、クイーンCはレースレベル的に見ると低いとまでは
いいませんが、あまりレベルの高いレースとは言えなかったと思います。

勝ちタイムも1分33秒7と昨年のアドマイヤミヤビが勝った1分33秒2
には、0.5秒も違います。

ちなみに昨年のクイーンCで1分33秒7で走破した馬は、逃げた後の桜花賞馬
レーヌミノルの4着。

馬場や展開の違いもありますので、一概には言えませんが、強烈な差し脚を
持つ馬が出走していたら、あっさり差し切られていたと思います。

そして、今回そんな強烈な差し脚を持った牝馬が1頭います。

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それがプリモシーンです。

確かに全4走マイル戦のタイムは、とても優秀と呼べるものではありません。

ですが、逆にその事で人気が落ちてくれるなら、ありがたいと言えます。

それでは、プリモシーンの全4走について解説していきたいと思います。

まず新馬戦ですが、1番人気に支持されます。

プリモシーンの脚質がまだ分からない段階で、なおかつ稍重の中山コース
ある程度前につけないと勝てないと鞍上の戸崎騎手もそう踏んだのでしょう。

4番手を追走し、抜け出したところに最後方から一気の末脚で
トーセンブレスが勝利。トーセンブレスの脚だけが際立ったレースでした。

次走の未勝利戦は、東京マイル。

このレースでは、少し出遅れた事もあり、後方からの競馬。

最後は直線でテトラドラクマとの一気打ち。

テトラドラクマが一旦前に出ますが、最後はクビ差でゴールイン。

3戦目は中山フェアリーS

1戦ごとに馬体重を増やして強さも増していくプリモシーン。

このレースは、鞍上の戸崎騎手が上手く乗ったレースでも
ありますが、後続2着馬と0.2秒差をつけての完勝。

またこのレースでテトラドラクマとの勝負付けも済みました。

プリモシーンの良さは、勝負根性もあり、並ばれても勝ちきる強さが
あります。

そして、4戦目の桜花賞。

初遠征という事もあり、馬体重減入れこみもあり、スタートで出遅れと
全く参考外にしてよいレースと言えます。

桜花賞のレース映像を見ましたが、戸崎騎手のポジション選択ミスが
ずっと尾を引いたまま、この馬の良さを全く活かせず終わったレースと言えます。

また桜花賞時の戸崎騎手の状態もこれまでにないくらいJRAに移籍して
一番といっていいくらい絶不調時だったのではないでしょうか。

しかし、今回は全く違います。

まず戸崎騎手ですが、前回ケイアイノーテックに乗っていて
ケイアイノーテックの方が良いなら、敢えてプリモシーンを
選択しないはずなのです。

それなのに、プリモシーンを選択した。
この馬のポテンシャルの高さを認めているからです。

また戸崎騎手は皐月賞をエポカドーロで優勝し、東京開催に変わってから
変身しました。騎乗力に勢いが戻って来ました。

そして、得意の関東圏でのG1マイル戦。

さらにプリモシーンは、外厩(ノーザンファーム天栄)で
鍛えられてきました。

前走まともに走ってないのも、ここでは逆にプラスになると思います。

またテトラドラクマが逃げ粘るようなら、2度もこの馬と戦って
手の内を知っている分の強みが活きてくるでしょう。

この馬の末脚なら、決して牡馬にも引けを取らないと見ます。

ディープ産駒の切れ味を府中で見せて欲しい所です。

記事下
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