NHKマイルCは 本命or波乱の両極端なレース。勝ち馬を探せ!

2018年5月6日はNHKマイルCが東京で行われます。

東京芝1600mは、安田記念、ヴィクトリアマイルでも使われる
最強マイラーを決める舞台でもあります。

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スタート地点は、向正面の右手前奥。

バックストレッチが長く、緩やかな下りとなっているため
ペースはほぼ平均以上で流れるレースが多い。

勝負は525.9mの長い直線からですが、追い込み専用の
馬だと意外にも厳しく、また一瞬の切れ脚だけでもいけない。

粘り強さのある先行タイプや持続力のある脚を持つ馬の台頭
が目立つコースと言えます。

従って、好成績を集める馬の多くは、マイル以上の中距離でも
ある程度活躍できる馬となります。

1200mや1400mで強くても、東京マイルではイマイチという
馬も多くいます。

NHKマイルカップの過去10年のデータでは
1番人気の成績は、(6,0,0,4)と勝率6割。

良い成績ですが、結果はまさに両極端。

2着や3着といったケースがないので
勝つか負けるかがはっきり分かれるレース。

ですので、1番人気が飛べば、ほぼ荒れるレースとなります。

またその要因としては、2番人気が過去10年で
(1,2,1,6)

3番人気も(1,2,1,6)とどちらも連対率3割
馬券内率4割と低い数字です。

ただ、1番人気から3番人気を合わせますと
過去10年で8勝していますので、人気馬は
来ますが、紐荒れが多いレースとも言えます。

3連単は、2回も百万馬券が出ています。

ですので、馬券的には1番人気~3番人気の馬を軸にし
人気薄の馬を絡めるのが良いかもしれません。

今年の1番人気は、まず間違いなくタワーオブロンドン。

前走は、休み明けの初戦アーリントンカップ阪神1600mを
難なく快勝。

東京コースも1度経験済みで京王杯2歳ステークス(GII)を
上がり最速で勝っていることもあり、本命候補の筆頭と
なる事でしょう。

ただ、気になるのは、やはり東京マイルの距離。
前走は、強い内容でしたが、京王杯2歳Sのように
1400mで見せる抜群の末脚ではありませんでした。

上がり34秒2は、メンバー中2位。

朝日杯でも、上がりはメンバー中3位。

マイルになると、やはり上がりの面ではパフォーマンスを落としていますので
東京マイルで、どれだけの切れる脚を使えるかがカギとなりそうです。

それでも、いまだ馬券外に外れた事はありませんので、安定感
信頼度は高い馬と言えます。

さて今年の1番人気馬の成績はどうなるでしょう。

では、次のデータに行きます。

東京マイルは、差し追い込みが勝つイメージが多いですが
意外にも、NHKマイルCは逃げ先行馬で決まる場合もあります。

逃げ馬の成績ですが、過去10年で(3,0,1,6)
但し、1番人気の逃げ馬が3勝ですので、余程強い馬で
ない限りは逃げ切り勝ちは厳しいと言えます。

過去10年で逃げ切り勝ちをおさめた1番人気馬。

カレンブラックヒル
ミッキーアイル
メジャーエンブレム

今年の逃げ馬は、おそらくテトラドラクマですが、流石にこのレベルの馬達
と比べると見劣りするような気がします。

1番人気にもならないと思いますので、あっても3着という見方が
妥当な線と言えます。

次は、ニュージーランドT勝ち馬の成績ですが、過去10年で
(1,0,0,8)
2着馬は、(0,1,0,8)とどちらもほぼ来ていない
というデータ。

しかも、1着馬で勝った馬はカレンブラックヒル。
無敗のまま、毎日王冠まで5連勝を飾った馬でした。

今年は、1着馬カツジと2着馬ケイアイノーテックが出走
しますが、このデータを見る限りでは厳しいでしょう。

しかし、ニュージランド3着馬と7着馬は、過去10年で5回も
馬券に絡んでいますので、意外にも穴馬として狙い目かもしれません。

今年は、3着馬デルタバローズと7着馬カシアスが出走します。

この2頭のほうが、こわい存在かもしれません。

ただ、デルタバローズは外国産馬。

外国産馬の成績は、過去10年で(0,2,1,12)
と2連対のみ。そのうち連対した2頭はどちらも牝馬でした。

今年出走するの外国産馬は、すべて牡馬。

デルタバローズ
ミスターメロディ
リョーノテソーロ

次に過去10年の連対馬の傾向について書いていきます。

過去10年ですので、連対馬は計20頭。

その内の12頭は、前走3着以内。

今年出走する18頭のうちこれに当てはまるのは11頭。

カツジ
ギベオン
ケイアイノーテック
タワーオブロンドン
ダノンスマッシュ
テトラドラクマ
デルタバローズ
パクスアメリカーナ
フロンティア
ミスターメロディ
レッドヴェイロン

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さらに前走4着以下から連対した馬は
8頭いますが、そのうち7頭は2走前に
重賞で3着以内に入線しています。

前走惨敗馬でも、前々走が重賞3着以内なら
巻き返し可能というわけです。

今年出走する馬で該当する馬は、3頭。

アンコールプリュ
カシアス
プリモシーン

この3頭の内1頭を軸馬にしてみるのも馬券選択としては
面白いと思います。

選択肢が多いよりも少ない方が決めやすいですよね?

アンコールプリュは、1600mだと少し距離が長い
イメージ。

カシアスも1600mは長い。ですが、ニュージランドT7着馬。
馬券に絡む穴馬となる可能性もあります。

プリモシーンは、今まで走った距離はすべてマイル。
東京では、上がり33秒2の脚も使っていて3頭の中ではダントツに
狙える馬です。

よって前走4着以下から巻き返す可能性のある馬は、プリモシーン。

一応、前走3着以内の11頭にも消去方で軸馬を決めてみたいと思います。

まずは、前走マイル以下のレースを使った馬は消し。

フロンティア
ミスターメロディ

次に外国産馬も消し

デルタバローズ
リョーノテソーロ

ニュージーランドT1着2着馬も消し

カツジ
ケイアイノーテック

1番人気でない逃げ馬は消し

テトラドラクマ

そして、出遅れ癖のある馬も消し

ダノンスマッシュ
(前走は大外枠のため出遅れなかった)

すると、残った馬は
ギベオン
タワーオブロンドン
パクスアメリカーナ
レッドヴェイロン

ですが、レッドヴェイロンは前走デムーロ騎手が乗っていて
そのデムーロ騎手が今回はギベオンを選択しています。

つまり、ギベオンの方が上と見ている訳でレッドヴェイロンは
一応消しとします。

あとは3頭残りました。

毎日杯2着のギベオン。毎日杯組のNHKマイルの成績は良いですね。
また、ギベオンは今乗っている藤原厩舎の管理馬。

藤原厩舎+ミルコデムーロ騎手は黄金パターン。

ですが、前走のレースを見る限り、スローペースの
上がり勝負についていけず、最後は3着のインディチャンプにも
差されそうになっていました。

ですので、果たしてもっと忙しくなるマイル戦になったら
厳しいのではという見解。

次にアーリントンカップ2着馬のパクスアメリカーナ。

3戦目にしてようやく未勝利を勝ち上がった馬でしたが
メキメキと力をつけ、こぶし賞ではケイアイノーテックを
子供扱いし、続くアーリントンカップでも好走。

さらに前進しそうな勢いはありますが、前走負けたタワーオブロンドンは
休養明けで出来は良くて8分程度、今回はさらに一度叩かれて調子上昇。

そう考えますと、やはりタワーオブロンドンには及ばないかなという
見解になります。

また、この馬は良馬場よりも少し渋った馬場の方が、強いイメージ。

東京の時計の早い馬場に対応できるかがカギです。

そんなわけで、やはり選択11頭の筆頭候補は、タワーオブロンドンです。

記事下
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