坂井瑠星、今後間違いなく活躍が期待される若手騎手。

若干二十歳にして、これからの成長が楽しみな騎手がいます。

若手騎手の中では、今NO1と言える存在。

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それが、坂井瑠星という騎手です。

名門矢作厩舎所属の騎手で、父親の坂井 英光は地方競馬所属の
騎手(大井競馬)。

子供の時から競馬と身近な存在であった坂井瑠星騎手。

目標とする騎手は、つい先日ダービージョッキーとなった福永祐一騎手
と言ったところが、また先々強い騎手になる可能性を秘めていると言えます。

福永祐一騎手の付き人も務めていたそうで、競馬に関しては一切の妥協を
許さないくらい勉強家タイプの騎手と言えそうです。

福永騎手が目標としていた騎手が武豊騎手でその背を追いかけて、絶えず努力
してきた結果が、今のリーディング上位組で活躍出来ていると言えます。

武豊騎手の素晴らしい騎乗力を研究してきた騎手を目標にするという事は
確実に坂井瑠星騎手も一流騎手になる階段を昇っていると言えるでしょう。

大半の若手騎手は、目標はと聞かれると年間100勝とかダービージョッキーとか
武豊騎手のようになりたいと言いますが、そうなるように行動しているジョッキーは
多くないと思います。

しかし、坂井瑠星騎手は、目標を定めて確実に今力をつけてきていると言えます。

騎手成績も新人でデビューした2016年。

3月5日に初騎乗し、その僅か1か月後の4月2日に初勝利をおさめました。

しかし、その後すぐ4月17日阪神競馬場で落馬事故に合い、骨折のため1か月ほど
騎乗できませんでしたが、それでもその年終わってみれば25勝を挙げていました。

関西の新人騎手では、最多勝。

とはいえ、激戦区関西の強い騎手達がいる中での25勝は立派です。

2年目も36勝を挙げ、新人騎手とは思えない活躍ぶりです。

武豊騎手が新人騎手の中で将来楽しみな騎手がいると言っていましたが
おそらく坂井瑠星騎手のことではないだろうかと思います。

武豊騎手が若手騎手を褒める事は少ないので、そんな言葉を出させて
しまうという事は、余程の逸材なのでしょう。

順調にいけば、活躍を保証されているくらいのお墨付きとも言えます。

そんな坂井瑠星騎手ですが、2年目の2017年11月からオーストラリアでの
自主研修を開始しました。

2017年11月25日から2018年5月6日までの騎乗成績は
45回騎乗し、1着6回2着4回3着4回という成績。

2017年は、初めての海外競馬という事で戸惑いもあり、また良い馬に
乗せてもらえなかった事も含めて3着が一回のみでしたが、今年に入ってからは
すぐにオーストラリアの競馬にも対応。

吸収力の高さを見せた結果を出しています。

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そして、5月6日の騎乗の後、日本へ一時帰国。

帰国初戦JRA未勝利戦では、いきなりの勝利。
(5月19日京都)

5月20日の京都2R、3Rでは立て続けに2番人気の馬を
勝たせ2連勝と大活躍。

さらに5月26日(土)の東京メインR欅ステークスでは、ドリームキラリに騎乗。
圧倒的1番人気のサンライズノヴァを抑え、快勝しました。

おそらく矢作調教師もこの勝利は、かなり嬉しかったのではないでしょうか。

5月27日の京都10R安土城ステークスでは、圧倒的一番人気のモズアスコットの
騎乗を任されましたが、出遅れが響き2着。

主戦のルメール騎手がスティルヴィオでダービーに騎乗のため、代打でしたが
残念ながら勝たせることが出来ませんでした。

それでも、安土城ステークスでは、やはり上手い騎手だと思わせるような騎乗ぶりを
見せました。1枠1番と包まれたら厄介な最内枠。

出遅れという不利はあったものの、逆にその不利を活かし、進路を外に替える事が出来ました。

直線では、差し切れそうな感じはしたのですが、一歩及ばず、
しかしながら騎乗力の高さは見せたと思います。

確実にオーストラリアの修行の成果も出ていると言えます。

日本での騎乗は、今年50回。うち1着が9回2着が3回3着も3回と
騎乗回数に対しての勝利数はトップジョッキー並です。

一連の成績を見ても、坂井瑠星が並の新人騎手ではない事が分かるでしょう。

いずれ近いうちに重賞も勝ちそうです。

ですが、その前に素晴らしいニュースが飛び込んできました。

坂井瑠星騎手がオーストラリアの一流厩舎バルフォー調教師のもとで主戦契約
を結んだとの事です。

まさに海外の調教師が、彼の実力を認めた証拠です。

主戦契約って本当に凄いと思います。

オーストラリアのレベルがどのくらいかは、分かりませんが坂井瑠星騎手が
僅か半年ほど修行に行って、そこで見染められたわけですから、かなりの価値があると
思います。

馬も人も揉まれて、そこから進化を遂げると言いますが、坂井瑠星騎手にとって
今がまさにその時なんだろうと思います。

他の多くの日本人騎手が歩まない別路線を、歩き続けている感じがします。

しかし、一流騎手の多くは、必ず他の騎手とは違う色々な視点を持っていて
それが騎乗力の違い、判断力の良さに繋がっていると言えます。

間違いなく、坂井瑠星騎手は今原石を磨いています。

ダイヤモンドになる日は近い。

坂井瑠星騎手の今後の活躍が楽しみです。

記事下
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確かに言える事、マークが弱くなった時の福永祐一は結構強い。

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