宝塚記念、香港の年度代表馬がワーザーワーザー脚を運んできます。

2018年宝塚記念。

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なんと言っても、注目は香港から参戦予定の
2016年の年度代表馬ワーザー。

全盛期と比べれば、少し力が落ちたのかもしれませんが
それでも、今回の宝塚記念のメンバーを見る限りでは
十分通用するレベルの馬と言えるでしょう。

それに香港からワーザーワーザーやって来るのですから
勝算があると見込んでの参戦でしょう。

せん馬7歳。

今までの戦歴を見ても、どれだけ凄い馬であるかが分かります。

4歳時の成績。

香港マイルG1(1600m)はクビ差の2着、香港クラシックG1(1800m)はアタマ差の2着、
そして2000mの香港ダービーG1はアタマ差で制しての1着。

そして、クイーンエリザベス2世カップG1(2000m)では、2着馬に0.7秒を
離しての1着。

このレースには、日本からラブリーデイ、ヌーヴォレコルト
サトノクラウンが参戦。

1番人気に支持されたラブリーデイは4着。

ヌーヴォレコルトは6着、サトノクラウンは12着に敗れています。

そして、このレースには後の凱旋門賞2着BCターフ1着香港ヴァーズ2勝の
ハイランドリールも出走しています。(レースは8着)

香港チャンピオンズ&G1(2400m)は、惜しくもアタマ差の3着に敗れ、その年を終えましたが
負けたレースはすべて接戦で馬券内という堅実ぶり。

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5歳時の成績。

年明け初戦のスチュワーズCG1(1600m)は6着と惨敗したものの
続く、香港ゴールドカップG1(2000m)では、アタマ差で制し1着。

チェアマンズTGⅡ(1600m)は4着。

そして、昨年に続き出走したクイーンエリザベス2世カップG1(2000m)ですが
僅か及ばずのアタマ差3着。

2017年のクイーンエリザベス2世カップ優勝馬は、日本馬のネオリアリズム。
モレイラ騎手の好騎乗もあったと思います。

ワーザーはその後、休養そして、秋初戦のレースはシャティントロフィー(G2)1600m)
6着。

しかし、続くジョッキークラブC(G2)(2000m)では、その後香港C、香港ゴールドCを
制したタイムワープをクビ差で退けての優勝。

香港Cでは、タイムワープに負けて2着でしたが、改めてワーザーの強さを証明しました。

年が明けての香港ゴールドカップもタイムワープの2着。

7歳になっても未だ力衰えずの印象。

6月3日には、宝塚記念前の叩き台としてライオンロックトロフ(G3)(1600m)に出走しています。

結果は6着でしたが、ここはあくまで調整。

本気で走らせてもいないでしょう。

ワーザーは、マイル戦は得意ではない印象。

ですが、良くマイル戦を使っているのは、おそらく休み明けなどで一度
マイルのスピードにも対応できるよう調整しているのではないかと思います。

つまり、ワーザーの最近のレース傾向を見る限り、マイル戦は完全なたたき台。

それを表しているかのように、2000m以上のレースではほぼ確実といっていいほど
安定した成績をおさめています。

渋った馬場も得意なイメージがあり、宝塚記念が行われる梅雨時期の阪神の馬場設定も
この馬にはぴったり合うはずです。

日本馬によっては、かなり手強い存在であることに違いはないでしょう。

そして、何と言っても日本でも乗り慣れた主戦のボウマン騎手が
乗るというのも、大きいでしょう。

余程状態が悪くない限りは、まず勝ち負けレベルと言えるでしょう。

雨馬場と言えば、サトノクラウンですが、今年のドバイシーマクラシック以降
状態がどうかと言ったところ、昨年は予定通りの調整で鞍上もデムーロ騎手でしたので
勝てましたが、今年は出走できるかも今だ微妙です。

サトノダイヤモンドに関しても、今は全盛期の出来にないわけで、馬場も
得意とはいえず、厳しい展開が予想されます。

キセキは、今回デムーロ騎手が満を持して選択した馬で雨馬場も得意。

状態が菊花賞時くらいまで上がっているとすれば、十分チャンスはあると思います。

しかし、以上の事を踏まえたとしても、やはり香港馬ワーザーの方が格上ではないか
と思います。

良馬場で早いタイムでの決着ならば、日本馬の方がチャンスだと言えますが
当日の馬場次第で全く状況が変わると思います。

追記

話は全く変わりますが、障害戦の王ともいえるオジュウチョウサンが
平場のレースに参戦するというニュースがありました。

オジュウチョウサンといえば、障害レースでは目下敵なし。

G15勝を含み、現在9連勝中。

その馬が普通の芝レースを使うそうなのですが、果たしてどうでしょう。

オジュウチョウサンは今が全盛期なのでしょうけれど、障害レースでこその馬
だと個人的には思います。

出走予定は2018年の7月7日福島芝2600mの500万下
開成山特別との事です。

鞍上は武豊騎手。

元JRA騎手の藤田伸二氏は、平地レースを使うにしても障害レースで主戦の
石神騎手を使うべきとの話をしていました。

私個人としては、騎手は平地でリーディングが上のジョッキーが乗るほうが
馬を勝たせるといった面においては、良いと思います。

ですが、障害レースでこれだけの優秀な成績をおさめている馬をわざわざ
平地の500万下レースに使うのは、あまり良い選択には思えないですね。

ただでさえ脚に負担がかかる競走馬において、現在7歳馬のオジュウチョウサンが
今平地レースに出走するリスクは高いと見ます。

さらに付け加えると平地レースを使った事が、今後の障害レースにおいてマイナスとならないかが心配です。

今の強い時だからこそ、一度くらいは、試してみたいと思うのも分かります。

とにかく、オジュウチョウサンが無事にゴールしてくれることを心から願います。

記事下
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