皐月賞でもっとも好走する条件に当てはまる馬を言います。

2018年の第78回皐月賞は、16頭立て

1・タイムフライヤー 牡3 57
2・ワグネリアン 牡3 57
3・ジャンダルム 牡3 57
4・スリーヘリオス 牡3 57
5・キタノコマンドール 牡3 57
6・アイトーン 牡3 57
7・エポカドーロ 牡3 57
8・ケイティクレバー 牡3 57
9・オウケンムーン 牡3 57
10・ジェネラーレウーノ 牡3 57
11・マイネルファンロン 牡3 57
12・グレイル 牡3 57
13・ダブルシャープ 牡3 57
14・サンリヴァル 牡3 57
15・ステルヴィオ 牡3 57
16・ジュンヴァルロ 牡3 57

昨年は、牝馬のファンディーナが参戦。
しかも一番人気でした。

ですが、今年は例年通り牡馬のみの対決です。

昨年は、パンパンの良馬場で行われ、勝ちタイムが
1分57秒8というレコード決着。

今年も、逃げ、先行馬が揃った事もあり、去年と同等くらい
の淀みないペースが予想されます。

しかし、日曜日の中山は雨予報。

もし、雨が朝から降り始めれば、良馬場で行われる
事はないと言えます。

出来れば、良馬場で行われて欲しい所ですが、こればかりは
分かりませんね。

さて前置きはこのくらいにして皐月賞でもっとも好走する
条件に当てはまる馬について話していきたいと思います。

やはり、3歳のこの時期は、多くの馬達がまだ成長途上にあります。

これから夏を越し、秋を越して馬がグングン成長していく事でしょう。

一方、それほどの成長力がない馬だったり、逆にもっと成長が先の馬も
います。

それらを踏まえて考えますと、皐月賞で好走する馬は、
現時点において完成度の高い馬。

これが一番好走する馬、馬券に絡みやすい馬だと思います。

完成度が高いという事は、今後の成長においては期待薄という
見方もあるでしょう。

馬体の成長がなければ、なかなか古馬になって勝つ事が難しくなります。

しかし、現時点の皐月賞ならば、どうしても成長前の馬よりも
完成度の高い馬の方が強さがあります。

ダノンプレミアムも現時点でもかなり完成度が高い馬ですが
厩舎関係者いわく、まだまだ成長し続けているそうなので
将来的な楽しみが大きい馬と言えます。

でも、残念ながら今回は出走出来ませんでしたけどね。

そして、次に完成度が高い馬と言えば、ワグネリアンではないでしょうか。

2歳時から、鞍上の福永騎手以外の騎手も完成度が高く強いと
言っていました。

ミルコデムーロ騎手もその強さを認めてはいましたが、付け加えて
今のところはね、と言っていました。

つまり、それはこれから成長してくる馬が沢山いるから、ここが完成形だと
簡単に追い抜く事が出来るよという意味にも捉えられます。

確かに、ワグネリアンは新馬戦と前走の弥生賞を比べても、体重は同じ450キロと
至って成長分の体重増加はありません。

もちろん、体重が増えたからイコール強くなるとは限りません。

精神面の成長もかなり重要な部分をしめると思います。

管理する友道調教師は、ワグネリアンの精神面の成長がカギだと何度も言っています。

それでも、今回のメンバーを見ても完成度は高く、新馬戦弥生賞と2000mは2度
走っていて、なおかつ中山コースも経験していますので、もっとも好走する条件に
当てはまる馬だと言えます。

また重馬場も阪神で経験して1着をとっていますので、他馬が馬場を苦にするようなら
むしろプラスに働くかもしれません。

馬券内にくる確率は相当高いでしょう。

次に完成度が高い馬は、スティルヴィオです。

常にどのコースでも安定して走ってきていますし、現時点では欠点が見当たらない
くらいの馬です。

しかも、この馬もワグネリアン同様、ダノンプレミアム以外に負けたことのない馬です。

また、ワグネリアンと比較してしまいますが、この馬も新馬から前走のスプリングS
を見ても体重の増加がほぼないと言えます。

今回の皐月賞の展開を見ても、前が早くなりそうなので差し、追い込み気質のこの馬に
とっては恵まれそうな展開と言えます。

一つだけ不安点があるとすれば、2000mという距離。

ロードカナロア産駒だけにどうかという点がありますが、現時点であれば中山コースでも
あるので、ギリギリこなせるのではないでしょうか。

皐月賞、終わってみれば、ダノンプレミアムの2着馬同士の決着だったみたいな
事もあるかもしれません。

そして、最後に完成度が高い馬ですが、何と言ってもこの馬ではないでしょうか。

タイムフライヤーです。もうすでにダノンプレミアム同様G1馬ですからね。

昨年のホープフルSは、鞍上のCデムーロ騎手の決め打ちのような大胆な騎乗もあり
後方一気の脚で優勝しました。

前走若葉Sは、G1レースからの休み明けで軽い仕上げだったという事もあり
1.2倍という圧倒的支持を集めるも5着と惨敗。

後方から競馬をするも、前をとらえることはできませんでした。

ですが、元々この馬はそれほど切れる脚を使うわけではないので
基本は後方から競馬をするタイプではないと思います。

ホープフルSが、結構なハイペースでしたから、どんな競馬でもできる
器用なタイプのこの馬の力をCデムーロ騎手が最大限に活かす事が出来たレース。

ある意味出来過ぎだったレースとも言えます。

それでも、前走以外は常に堅実に走る馬ですし、なおかつ重馬場も
苦手ではない馬です。

乗り慣れたCデムーロ騎手が乗ってくれるなら、かなり面白かったのですが
岩田騎手で果たしてどこまでと言ったところでしょうか。

現時点で完成度が高い馬であることは間違いないです。

今回の調教も素晴らしく、栗東CW良で6Fから
79.0 63.6 49.5 36.7 12.3
というこの時期の馬がなかなか出さないようなタイムを出しています。

中山コース2000mも経験済みですから、休み明けが単に良くない馬
だったとすれば、その前の5走の成績を見る限りは、こわい一頭ではないかと
思います。

(タイムフライヤーも新馬から前走まで体重の成長はほぼありません。)

以上の3頭は、皐月賞で好走してくる可能性が高いと思います。

ジャンダルムも完成度は高いと思いましたが、やはり距離の壁を
感じました。陣営も負けたら、NHKマイルを目指すと言っていますからね。

追記

完成度という面に関しては、何とも言えないですが、グレイルという馬は
上位をおびやかす可能性のある馬だと思います。
前走の共同通信杯は案外でしたが、大外枠がやはり良くなかったと言えます。

タイムフライヤーに勝っているように、本来の力が発揮できれば、皐月賞での
好走もありえると思います。この馬も調教抜群です。

意外にも皐月賞は、好走している騎手。さあ今度こそ2着返上なるか?

ワグネリアンは皐月賞馬になれるのか?

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