ワグネリアンが一番人気ではない?福永騎手にとっては好都合。

これは、ありがたいと言うべきか
ワグネリアンが現在は2番人気である。

もちろん、オッズ的にはいまだ一番人気との差は
ほとんどないに等しい。

スティルヴィオとワグネリアンとで人気を
分け合っている状態。

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しかし、これはおそらく騎手との差が生んだオッズ。

もし、ルメール騎手がワグネリアンに騎乗で福永騎手が
スティルヴィオに騎乗だった場合は、間違いなく
ワグネリアンがダントツの一番人気になっていたでしょう。

中山コースは、昔から騎手の力差が出ると言われるほどの
トリッキーなコース。

弥生賞は少頭数でなおかつペースも落ち着いたため
強い馬が強い競馬を出来るレースでした。

しかし、本来の中山コースは、特に他頭数で行われるレースの場合、
強い馬が力を発揮できないため、波乱が起きやすい。

どうしても、4コーナー付近や直線でもごちゃつくため
内枠などの差し馬が包まれて力を発揮出来ずレースを
終える事も多いと言えます。

それゆえに強い馬は大外を回ってこようとするのですが
それはまたそれで、中山のそれほど長くない直線です。

届かずに2着というパターンは、過去に何度も見受けられ、
逆にインをついてコースロスなく抜けてきた馬が勝利するシーンを見ます。

だからこそ騎手の腕がものを言うコースでもあります。

そういった意味では、福永騎手とルメール騎手を比べてしまうと
やはり、ルメール騎手に軍配が上がるのは仕方がありません。

しかも、今回は福永騎手にとって苦手な内枠。

ですが、ルメール騎手は差し馬には有利な外枠を引きました。
この枠であれば、包まれる心配はなく馬が最大限の力を発揮できるでしょう。

馬の力としては、ワグネリアンの方が一枚上だと見ていますが、騎手の力の差が
このオッズに現れています。

また、デムーロ騎手鞍上のキタノコマンドールも現時点で3番人気ながら、5倍台と
ほぼ差がありません。

この上位3頭で人気を争っています。

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しかし、私はこの状況をむしろありがたいと思っています。

なぜならば、皐月賞においてルメール騎手は、今まであまり良い成績を
おさめたことがありません。

まだ過去3年しかないデータですが、2017年はレイデオロで5着
2016年はサトノダイヤモンドで3着、2015年はサトノクラウンで6着とイマイチ。

対する福永騎手の方が、皐月賞の経験値も多く、勝った事はありませんが
好走実績は多々あります。

そして、何と言っても今回ダントツの一番人気にならなかった事が追い風。

福永騎手にとっては、ラッキーと言えます。

必要のないプレッシャーを生まずに済むこの状況は、福永騎手を
リラックスさせてくれる事でしょう。

事実、ビックアーサーで例えてしまうと、2016年の高松宮記念は一番人気に支持
されたものの、これはある意味押し出される形でなったもので、同率オッズの一番人気に
ミッキーアイルもいました。

ですので、あまり一番人気のプレッシャーを背負う事もなく、いつもの福永騎手の
騎乗が出来、見事優勝しました。

しかし、今度は2016年のスプリンターズS、ビックアーサーは圧倒的一番人気に支持されます。

福永騎手にとって相当なプレッシャーだったはずです。

そして、予感は的中し、本来の力を出し切ることができませんでした。

そう考えると、今回の皐月賞のような人気は、福永騎手にとってマイナス材料を一つ減らしてくれる
大きな要因になります。

福永騎手自身も、ダノンプレミアムがいない今、最強は自分の馬だと心密かに思っているはずです。

人気を分け合う事で自分への目が少しでもそれてくれるならば、ワグネリアンの強さが
どんなものかこの舞台でしっかり見せてやると闘志を燃やしていることでしょう。

もし、スティルヴィオと同率の一番人気になったとしたならば
あの高松宮記念のビックアーサーの再現となるかもしれません。

とにもかくにも、ライバル馬達のマークはかなり緩くなるはずです。

そうなれば、内枠はむしろ大歓迎。

じっと経済コースを走り、直線ではじければ、外を回り続けたスティルヴィオの方が
脚が鈍り力を出し切れないという事も十分にありえます。

馬場も雨がどのくらい降るかにもよりますが、渋れば渋るほどスタミナ勝負となり
力を温存できた馬の方が最後の直線での脚が活きてきます。

私の見解としましては、ルメール騎手の方が今回の皐月賞も人気を背負って
飛ぶ可能性が高いと見ます。

むしろ、本当に怖いのはデムーロ騎手の方です。

デムーロ騎手は何と言っても、皐月賞をこれまで4回も勝っていますからね。

中山コースも関係なくバシバシ勝ちまくるジョッキー。

さらに言えば、福永騎手が皐月賞を勝てそうな馬に乗って来た時
いつもそれを阻むのもデムーロ騎手でした。

空気の読めないデムーロ騎手と武豊騎手に言わしめたほどの
実力騎手。

しかし、逆に馬券的に言いますと、デムーロ騎手が勝つと2着か3着に
福永騎手が絡む事が意外にも多いのです。

今年の大阪杯もまさにそうでしたし、昨年で言えばマイルCSでデムーロ騎手が勝って
福永騎手は3着でした。

ここ最近は、福永騎手が強い馬になかなか乗せてもらえない事もあり、
G1では馬券内に絡む事が少ないですが、デムーロ騎手と福永騎手の相性は
馬券的には良さそうです。

これは、何を意味するかと言いますと、デムーロ騎手が他馬を蹴散らした後
を福永騎手が追いかけてきているとも言えます。

また逆に福永騎手が通ったコースの脇を抜けて、デムーロ騎手が勝つ
というパターンもあります。

いずれにしても、馬券的には仲の良い二人ですので、皐月賞でも
この組み合わせは、積極的に買っていいと思います。

そして、今回何か雰囲気を感じさせるくらい勝ちそうなニオイが
ぷんぷんする馬がいます。

もうほぼ答えを言っていますが、それはキタノコマンドールでしょう。

あまりにも演出的にも出来過ぎです。

皐月賞の直前に、北野武さんの事務所問題。

そして、キタノコマンドールの名付け親。

さらに今年は大杉さんが亡くなられ、北野武さんがTVで見る日が
多くありました。

もちろん、ダービーでという可能性もありますが、ここで惨敗してしまうと
賞金的に出られない可能性もゼロではありません。

そう考えると今回は何か来そうな予感しかしないのです。

まあ、サイン馬券ですがw

確かに過去10年のデータを見ますと、すみれS組から皐月賞優勝馬はおろか2着に
さえ入る事が出来ていないのが現状です。

でも、今までそんなデータをくつがえしてきたのが、鞍上のミルコデムーロ騎手です。

この騎手だけは、常識やデータを打ち破る何かを持っています。

ですから、もし一点で買うとすれば、ワイドで2-5

馬連でもいいかもしれません。

さてさてどうなる事か、楽しみな皐月賞になる事は間違いないですね。

遺伝の差がはっきりと出た皐月賞。終わってみると、見える世界。

記事下
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意外にも皐月賞は、好走している騎手。さあ今度こそ2着返上なるか?

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